Concert Diary


【日本】コンサート・ツアー2009 ① - 前編

(2009年5月2日~5月30日)

前編

日本でのコンサートツアー 2009 が無事終わりました。
今年も2シーズンに渡ってのコンサート、春公演 & 秋・冬公演を分けて演奏旅行記を書きますが、春公演は、第1部(前編・後編)、秋冬公演は、第2部の3回に分けて旅行記を書いていきます。

2009年は、レ・クロッシュのマキが結婚という大イベントが入りましたが、「レ・クロッシュ」デュオは益々磨きを掛けて、1年を通じて楽しいコンサートが出来たと思います。
2009年の1年間に35公演以上のコンサートを経験でき、とても幸せでした。
マキとナオは支えたり支え合ったりしながら、~コンサートツアー 2009~ が2人にとって充実した日々であったと思っています。

いつも主催の方たちや、聴きにいらして下さるお客様たちに支えられてのコンサート、本当に感謝しています。

第1部
前編 (春公演 2009年5月2日~5月30日)

日本の春公演は毎年行われていますが、今年は2ヶ月以上に渡ってのツアーになりました。
15公演もあると色々な事がありますけれど、コンサート一つ一つがとても印象に残っていますが、前編では、5月に開催されました公演を思い出しながら綴っていきたいと思います。

2009年のコンサートツアーは、5月2日のゴールデンウィークから開始しました。
八王子の南大沢文化会館のロビーコンサートでした。
ロビーとはいえ、とても天井が高く響きの綺麗なところでした。
スタッフの方たちは、リハーサルの時にも親身になって下さって、マキとナオが演奏しやすいように色々工夫して下さいました。
終演後、演奏を大変満足なさられて、喜んでお話をしてきて下さったお客様の中には、その後5月の東京文化会館でのコンサートをはじめ、何度もコンサートに足を運んで下さった方もいました。

5月4日は午前3時半には豊田に車で向かいました。GW中は東名高速が混むので早く出ましたが、日の出を見ながらいい気分で豊田に向かいました。
豊田の美容室に午前中行き、午後2時からの開演なので音楽サロンで練習をさせて頂きました。
N先生に大変お世話になり、CDサイン会もとても楽しかったです。
終演後ゆっくりする時間もなく明日のために名古屋に向かいました。

名古屋はイベントを含めると4回目になりますが、いつもコンサートがその後も続くのでゆっくり町見物する余裕がありません。
今年は宗次ホールでランチタイムコンサートをさせて頂きましたが、当日雨模様だったにも関わらず、当日券だけで70枚以上売れたと宗次社長さんやホールスタッフさんが喜んで下さいました。
CDサイン会も多くの方から「感激しました!」というお声を頂けて満足でした。
東京公演準備があるので、コンサート後に今回もすぐ東京に向かいました。

5月16日(土)は東京文化会館でのコンサート、多くの方たちが聴きにいらして下さいました。

~コンサートツアー2009~で取り上げたプログラムの曲目は、マスネの「タイスの瞑想曲」、ドビュッシー「月の光」、リスト「ラ・カンパネラ」、バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」、シューマン「謝肉祭」、ポッパー「ハンガリー・ラプソディー」でした。
主催により演奏時間制限などで曲目は流動的ではありましたが、上記の曲目を中心に演奏しました。

4年間連続で東京公演は東京文化会館小ホールでのコンサートですが、とても響きが良いので気に入っているホールです。
CDのサイン会でも長蛇の列ができ、温かい言葉をたくさんの方から頂いて、本当に幸せな気分でした。

兵庫県立芸術文化センタ―ホールのコンサートは、5月22日(金)でしたが、新型インフルエンザが流行り出した時期、それも兵庫県が日本中で一番感染者が多いという事で大変でした。
21日には宿泊所から皆キャンセルなさられるけれど大丈夫ですか?と電話が掛かってくる始末・・・
21日から兵庫県の大学までも学校閉鎖になったのこと、ちょっと心配で心細くなりました。
兵庫県立芸術文化センターホール側に電話してみますと、平常通り開催して居ります、との事なので、また夜明けとともに車で出発!
やはりホールスタッフの方もマスク姿、お客様も皆マスク姿とあって、ちょっと病院の中のホールでは?と思うようなコンサートでしたが、こんな日でもどうしても聴こう!って出てきて下さるお客様たちです。
心を込めて弾かせて頂きました。
いつもより少ないお客様ではありましたが、心温まるコンサートになりました。

翌日は兵庫県立文化センターをご紹介下さった、父の友人のSさん宅にお邪魔しました。
お食事をご馳走になり、京都の清水寺と金閣寺を見物しました。
京都のお寺はとても素晴らしかったです。
修学旅行の生徒や観光客が新型インフルエンザが流行ったためにキャンセルになったそうで、お陰で人が少なくてゆっくり散策が出来ました。
日本のお寺は西洋のお城とは違いますが、「国宝」というように、国の宝物の建造物だと思います。

秋のコンサート会場になる京都の「青山音楽記念館」に寄り、ホールを見せて頂いたり、ピアノ選び、秋の公演は青山財団助成公演となりますので、担当の方から説明を受けました。
「青山音楽記念館」は、京都の嵐山の近くに位置しています。
京都は日本の観光地ですが、毎年関西でのコンサートの後はすぐ東京公演準備で戻っていたので素通りしていました。
今回は京都見物のあとに琵琶湖で一泊する事ができて、とても楽しかったです。

次は新宿区のプラネタリウムでのコンサートです。
京都から帰宅した翌日にプラネタリウムでのリハーサルでした。
スタッフの方はご親切にして下さいましたが、楽譜を見るために明かりを点けると星空が見えにくくなるし、色々工夫しながら本番の30日(土)は何とか明かりがもれないように上手くいきました。
「星空とレ・クロッシュの演奏」はとてもよくマッチしていました。
音が吸収されてしまって響きが少なかったのが残念ですが、それでもムードはあって楽しめました。
主催者から後日送られてアンケートには皆さまご満足だったようで、本当に良かったです。
2010年12月24日にもプラネタリウムからクリスマス・イヴコンサートの依頼が入っていますが、クリスマスもムードあるでしょうね・・・
では、 後編 もお楽しみに!