Concert Diary


【日本】コンサート・ツアー2008

(2008年4月13日~7月3日)・(2008年10月11日~12月21日)

セカンドアルバム記念コンサートツアー

2008年の「セカンドアルバム記念コンサートツアー」は、春と秋の2シーズンに渡って開催されましたので、4月~7月にかけての春のコンサートと、10月の秋のコンサートを、分けて演奏旅行記に載せることにしました。

春のコンサート時は、日本に帰国した翌日にコンサート、そしてパリに戻る前日にもコンサート、といったハードスケジュールでしたが、とても充実した楽しいひと時でした。
12箇所でのコンサートとあって、体調がすぐれない時もありましたが、とにかくできる限りの力を発揮して頑張りました。

主催者をはじめ、多くの方たちに支えて頂きましたお蔭で、無事に終えることが出来ました。
本当に、いつも感謝の気持ちでいっぱいです☆
どの土地に移動しても、必ず思い出深いことがありますし、人との繋がりがあります…

春には、東京の5箇所の他、千葉、札幌、大阪、郡山、仙台、名古屋、横浜で演奏させて頂き、秋には、熊本、福岡、そして渥美半島で演奏をしました。
今思い返しても、その土地土地で素晴らしいドラマがあります。
主催者の方たちとのご縁、お客様やファンの方たちとの会話、サイン会、そして、ホテルの思い出や名物の楽しみもあります♪

●第一部 (春の公演)

まず、札幌公演では、「札幌コンサートホールKitara 大ホール」で演奏できて本当に幸せでした☆
キタラ大ホールは、普段利用している室内楽用ホールよりも、やはり随分大きかったです!
ピアノとチェロとの間隔が広くなるので、ゆとりあっていいのですが、本番になると、思ったよりもお互いの音が聞えにくかったので、ちょっと驚きました。
大舞台から頂く拍手の迫力は凄くて、とても良い気持ちで演奏できました♪

また、主催者のお力添えで、学校関係にご協力頂きましたお蔭で、開演前より親子連れのお客様が沢山並んで下さっていたのが印象的でした。
子供たちがレ・クロッシュの演奏を聴いたことで、音楽の大好きな子になって欲しいと願いながら弾きました。
札幌公演の後の打ち上げも、I支部長さんを囲んでの充実した楽しいひと時です☆

2008年のコンサートツアーでは、セカンドアルバムの収録曲を前半に多く入れたのも特徴です。
場所によって、コンサート内容、曲目等は違いましたが、サイン会では、お客様と握手したり、近い距離でお話できたり、本当に楽しいです♪

そしてサイン会では、色々な事を知ることもできます。
私たちのコンサートを聴くために、わざわざ新幹線に乗って遠くからいらして下さった事など…。

サイン会がなければまず気付かずに終ることなのですが、「フランス音楽が大好きなので聴きたかったのだけれど、広島では演奏されないので、一番近い大阪まで来ました。」などと、多くの方が遠くから足を運んで下さっていました。
それは大変嬉しい反面、責任の重さも感じますが…

東京公演は、東京文化会館小ホールでのコンサートでしたが、ここで演奏するのは3回目でした。
レ・クロッシュは、このホールの形と音響を大変気に入っています♪
公演日がゴールデンウィーク中の5月3日でしたので、ご旅行中の方や、ご実家に帰郷なさられる方も多かったので、ちょっと心配でしたが、前年よりも多くの方たちがいらして下さり、サイン会にも長蛇の列が出来て大変嬉しかったです☆
マネジメントのH社長さんやKさんがスムーズに進行を務めて下さったのが、成功に繋がったのだと思います。

大阪公演でも、いつも支えて下さっていた母の叔父のKさんが2月にご他界したことで心配していましたが、天国から応援して下さったのだと思います。
多くの方が聴きにいらして下さり、サイン会でも沢山の方たちと楽しいひと時を過ごしました☆

東北公演では、郡山と仙台で演奏しました。
ヤマハミュージック東北 郡山店のKさんと仙台店のMさんには、大変お世話になりました。
郡山店でのコンサートでは、昨年の須賀川公演主催者のEさんたちもいらして下さり、終演後にお話もできて、楽しいひとときでした♪

ヤマハミュージック東北 仙台店では、セカンドアルバムのミニコンサートという形で、店頭の青葉通りに椅子をずらっと並べて、道行く人たちに立ち止まって聴いて頂きました。
通りに向かって、スピーカーから凄い音響で音楽を流したのははじめてでした!
ポップス系の人たちは、こういう音楽の聞かせ方は当然なのでしょうが、クラシック演奏家の生演奏を、スピーカーを通して聴かせるのは、東京ドームのような、余程大きなところで演奏する時ぐらいなのでは…?

仙台では、「ラドン温泉」でゆっくり体を休めました♪
温泉って体が温まって、本当に気持ちがいいですよね~☆

ヤマハミュージック東京 千葉店のKさんや、名古屋店の主催者であるKさんにも大変お世話になりました。

東京では、J学園の講堂で演奏させて頂いたのも、本当に和やかな雰囲気でとても楽しかったです♪
学校コンサートの経験ははじめてでしたが、10代の子供たちにレ・クロッシュの演奏が良い刺激になっていると嬉しいです。
本当に中学生ってかわいいですね~!「自分たちもあんな感じだったのかな?」と思ったりしました…

名古屋公演の前日は、岡崎に宿泊しましたが、時期的に丁度「あじさい祭り」開催中でしたので、宿泊地の庭いっぱいにあじさいが咲き乱れ、あじさいの美しさを味わう事ができました。
「あじさい」って、こんなに沢山の種類があるんですね~!驚きました☆

横浜では、「日仏友好150周年記念コンサート」という記念すべきコンサートをベーリックホールでさせて頂きました。
大雨の日だったので、湿気が多くピアノもチェロも音が鳴らないという状態で、N館長さんには大変ご心配をお掛けしてしまいました。
今でも、調律師のHさんご夫妻が駆けつけて開演前に調整して下さらなかったらどうなっていたのだろう…、と考えただけでゾッとします。
横浜の港町はとても素敵で気に入りました。
「港の見える丘公園」からの夜景は本当に目に焼きつきますね☆

「及川音楽事務所15周年記念コンサート」では、ヴァイオリニスト、声楽家の方たちとも交流できて、打ち上げも所属の出演者と共にお話が盛り上がり、大勢の音楽家が集まっての会は、まるでオペラ公演の打ち上げのようでした!

そしてパリに戻る前日は、K楽器店で「小澤幹夫のやわらかクラシック」コンサートのゲストアーティストとして出演させて頂きました。
楽器店のAさんによくして頂いたお蔭で成功したのだと思います。
小澤幹夫さんからのインタヴューも沢山ありました。ぶっつけ本番なので少し心配でしたが、質問の仕方がお上手だったからでしょう、スムーズにお答え出来ましたし、とても楽しめました☆
終演後、Aさんや小澤幹夫さんとご一緒に打ち上げでお話できた事も楽しかったです♪

●第二部(秋の公演)

秋のコンサートは、3rdアルバムの収録が終わってから、九州の熊本と福岡で演奏させて頂きました。
熊本公演の主催であるピアノハープ社のYさんをはじめ、スタッフの方たちとの再会、充実したコンサートとサイン会をさせて頂けるので嬉しいです♪
車から観る「熊本城」は、スポットが当たり綺麗に輝いていました☆
お城はリニューアルされて、「篤姫」の影響で九州ブームになり、観覧者が急増しているとの事でした。

実は、マキとナオにとって、初めての日本のお城巡りは、「熊本城」だったのです!
ヨーロッパのお城しか知らなかったマキとナオにとっては、その感激は今でも印象に残っています☆

熊本でのコンサート終演後は、ピアノハープ社の方に熊本駅まで車で送って頂き、新幹線「つばめ」に乗って、福岡まで行きました。
翌日にヤマハ福岡店でのミニコンサートがあるためですが、夜11時過ぎても福岡駅周辺は賑わっていました☆

福岡店のO店長さんとKさん、そして司会のIさんで準備を進めて下さいました。
沢山の方たちに演奏を聴いて頂けて嬉しかったです☆
その後は、福岡にお住まいの友人0さんと、近くのカフェでお茶しました♪
一息ついた後は、翌日の主催者であるFさんと待ち合わせ…
はじめてお目に掛かりましたが、とても明るくてご親切な素晴らしい方で嬉しかったです。

早速ホールでリハーサルさせていただきましたが、夜まで練習というのも疲れるということで、Fさんとご一緒にディナー☆
とても美味しいしゃぶしゃぶのお店でご馳走になりました♪
Fさんとは前からのお知り合いみたいに話が出来て嬉しかったです。

そしてコンサート当日の昼は、ふぐ料理!
本当に美味しかったです☆

ホールでリハーサルさせて頂ける時間になるまで、主催者Fさんの素敵なお宅で練習させて頂けたり、Fさんのご主人様や「バスティーン研究会」の方たちにも大変お世話になりました。
素晴らしいスタッフの方たちのお蔭で、本当に楽しいコンサートになりました♪

九州公演の翌週の週末は、「あつみロビーコンサート」に出演しました。
名古屋に近くても、半島の先なので、車でかなり時間が掛かりました。
コンサート会場のある場所は、電車も通っていない、とてものどかで素晴らしい自然がいっぱいのところでした!
前日の夕方到着してから、早速主催者のMさんにご案内して頂き、ホールのピアノで練習させて頂きました。

本番当日は朝から快晴でした☆
渥美半島の端の伊良湖岬で宿泊したので、お部屋から見える景色は海!!
塩の香りは少ない感じがしましたが、朝から釣りを楽しむ人たちで賑わっていました。
マキとナオは、「自然を鑑賞するのは、コンサートのあと!」という事で、まずは車で会場に向かいました。
スタッフの方たちとボランティアの中学生たちは、もう集合して張り切って作業をして下さっていました。
本番まで練習と休憩の繰り返し…
司会者の方との顔合わせなどもして、差し入れのお弁当を和室で頂きながら、ゆっくりひと休み…

…そして本番を迎えたのですが、満席の会場にビックリ!
電車も走っていないところなのに、こんなにも音楽好きな方たちがいるのだと、大感激しました☆
演奏を無事終えて、終演後のサイン会では、3rdアルバムのご注文者には、福岡同様、レ・クロッシュのフォトカードをプレゼントしました☆
ボランティアの中学生たちにもプレゼントしたら、皆とても喜んでくれて、マキとナオも幸せ気分でした♪

コンサート前夜には「大あさり」をいただいたのですが、終演後に伊良湖岬灯台に行き、日の入りの美しい海を眺めた後、お土産に「大あさり」を買いました。
家に帰ってからもまだ元気で、大きな貝がパクパクいっていました!!
おいしかったです♪

秋はO音楽事務所のオータムコンサート,FM多摩放送の収録が入って、クリスマスコンサートが始まりました。
川崎市、清瀬市、そして、北区と同日の夜には、O音楽事務所のクリスマスコンサートに出演して、2008年のコンサートが終了しました。

多くの方たちの温かい励ましと支え、そして沢山の方たちのバックアップ…
本当に嬉しく思っています♪
皆さんには、どんなに感謝してもしきれないです…

沢山の思い出を胸に、これからもレ・クロッシュは頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します☆